- 2025年10月16日
気胸(放射線肺臓炎合併により難易度高め)の胸部レントゲン写真(X-p)
肺癌に対し放射線療法施行していると、放射線肺臓炎を合併することが多いです。このような場合分かりやすい気胸にならず、肺の下部しか気胸にならないパターンがあります。

右縦隔付近の肺癌に対し放射線療法を施行している患者さんのレントゲンです。胸部に違和感を感じ受診しています。レントゲン所見としては右肺門の腫瘤影が確認できることと右二ボー像が確認できます。そしてよく見ると気胸に至っていることもわかります。
直線の二ボー像が確認出来たら、気胸+胸水パターンを想定する必要があります。
こういう患者さんは肺が癒着していることがあるので、下しか気胸がおきないことがあるというわけです。当然精査に進むべき症例です。
柏五味歯科内科クリニック
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