• 2025年9月29日

関節リウマチにおける非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):ロキソニン🄬、セレコックス🄬

関節リウマチ(RA)において補助的治療としてNSAIDsを用いることは多いです。

しかし消化管障害を中心として副作用(主なものは消化管潰瘍・腎機能障害・心血管障害)が生じるため、長期の不必要な処方は減らす必要があります。

投与しなくてはならない場合も、潰瘍予防を行います。

■NSAIDs使用時の消化管潰瘍予防に関してのエビデンス。

・H2ブロッカーは通常量使用で、十二指腸潰瘍予防に有効だが、胃潰瘍予防に効果を認めない。

・PPIは胃および十二指腸潰瘍ともに有効であった。

□NSAIDsの効果についてのエビデンス。

・5件のRCTのメタアナリシス。

セレコキシブはナプロキセン(ナイキサン🄬)、ジクロフェナク、イブプロフェンと効果は同等。

副作用はセレコキシブはナプロキセン、ジクロフェナクに比して有意にリスクが低かった。

柏五味歯科内科クリニック

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