• 2026年1月20日

多剤耐性自己免疫性溶血性貧血(AIHA)に対するCD19 CAR-T細胞療法:難治性疾患における持続的な寛解と再発メカニズムの分子的解明

従来の治療法が効かない多剤抵抗性の自己免疫性溶血性貧血(AIHA)患者に対し、CD19標的CAR-T細胞療法を用いた革新的な治療成果を報告している論文です。11名の患者全員がこの治療によって完全寛解に至り、赤血球を破壊する自己反応性B細胞が排除されたことで、長期間の投薬なしでの寛解と生活の質の向上が確認されました。安全性についても、一時的な副作用は見られたものの、重篤な神経毒性やサイトカインストームは抑えられており、治療法としての高い可能性が示されています。一方で、一部の再発例に関する詳細な解析を通じて、HLA-DRB5陽性B細胞長生存血漿細胞が関与する再発メカニズムも特定されました。難治性の自己免疫疾患に対する新たな標準治療の確立に向けた重要な論文です。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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