• 2025年9月29日

疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)と生物製剤・JAK阻害薬を併用している際の薬の減らし方

この分野はリウマチ専門医によっても選択方法が分かれるところではありますが、判断基準となるランダムコントロール試験(RCT)があります。

■3つのRCTあり。

2件はTCZ+MTXで加療後に低疾患活動性以下を達成。

1件はETN+MTXで加療後に低疾患活動性以下を達成。

6か月後のACR50達成割合は1件のTCZ+MTXで報告されている。

TCZ群(n=147)はMTX+TCZ群(n=174)に比してACR50達成率は有意に低かった(RR=0.76、95%CI 0.62~0.94)

12か月後のDAS28<2.6達成割合はTCZ2論文とETN1論文で報告され、

TCZの2論文のメタ解析では、TCZとTCZ+MTXでは同等だった。

ETN論文でもETN単剤がETN+MTXに比較し非劣勢だった。

有害事象も有意差を認めなかった。

以上よりDMARDsから減量を図る方がよいのではないかと考え、当院ではDMARDsから減量していく方針としています。

柏五味歯科内科クリニック

ホームページ