• 2026年2月10日

髪の毛の色が戻る:チロシンキナーゼ阻害薬による薬剤性毛髪再色素沈着症例

51歳男性。CML治療中。

Nilotinib(チロシンキナーゼ阻害薬:タシグナ🄬)による治療を18ヵ月前に開始されていた。

その間、患者は白髪が徐々に再色素沈着して元の色に戻っていることに気づいた。

A:Nilotinib開始の約1年前

B:現在

同時期に、新規薬剤は使用しておらず、ヘアカラー製品も使用していなかった。

身体検査では以前は白髪であった髪が茶色になっていることが確認された。

皮膚、粘膜には色素沈着を含め特記すべき変化を認めなかった。

「チロシンキナーゼ阻害薬による薬剤性毛髪再色素沈着」と診断された。

Nilotinibによる治療に対するCMLの反応性も良好で、治療は継続され、患者の髪は茶色のままだった。

N Engl J Med 2022; 387:e12

DOI: 10.1056/NEJMicm2119953

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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