- 2026年2月14日
メトホルミンは末梢動脈疾患(PAD)を抱える非糖尿病患者の歩行能力を改善しない。
末梢動脈疾患(PAD)を抱える非糖尿病患者の歩行能力改善において、糖尿病治療薬であるメトホルミンが有効であるかを確認したランダム化比較試験(PERMET試験)です。動物実験などの前臨床段階では、メトホルミンが持つ代謝改善や血管保護などの多面的な効果によって歩行距離が延びることが期待されていましたが、202人の参加者を対象とした本調査では、6分間の歩行距離やトレッドミルでの運動時間においてプラセボ(偽薬)との有意な差は見られませんでした。結論としては、PAD患者の身体機能を高める手段としてメトホルミンを使用することを推奨しないとしており、期待されていた薬理効果が実臨床の歩行パフォーマンス向上には結びつかなかったことが示されています。このように、既存薬の転用による新たな治療選択肢の可能性を検証し、その臨床的な有効性を否定することで、PAD治療における今後の研究の方向性を定める役割を果たしています。














柏五味歯科内科リウマチクリニック
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