- 2026年4月9日
関節リウマチ治療の新たな選択肢:自己注射製剤メトジェクト(MTX)の有効性と利点
関節リウマチ(RA)治療の基軸となるメソトレキセート(MTX)には、従来の錠剤(内服薬)のほかに、患者様自身で投与可能な自己注射製剤(商品名:メトジェクト)という選択肢があります。2022年に保険適用となったこの皮下注射製剤は、内服薬と比較して優れた有効性と、同等以上の安全性を備えていることが大きな特徴です。
臨床試験データによると、MTX注射製剤は内服薬と比較して、関節の腫れや痛みの改善指標であるACR50達成率が有意に高いことが示されています。また、MTXの継続を困難にする主な要因である「悪心(吐き気)」や下痢といった消化器系の副作用についても、注射製剤の方が発生頻度が低い傾向にあります。これは、薬剤が消化管を直接通過せずに血中に吸収されるためと考えられています。
一方で、費用(コスト)については注意が必要です。注射製剤(4週間で約7,188円)は内服薬(月額約2,388円)よりも高価であり、さらに自己注射を行う場合には「在宅自己注射指導管理料」などの保険点数が別途加算されます。そのため、実際の診療では、まずは経済的な負担が少ない内服薬から開始し、効果が不十分な場合や、副作用による吐き気が強くて内服が難しい場合に、注射製剤への切り替えを検討するのが一般的です。
リウマチ治療において最も大切なのは、副作用を最小限に抑えながら、最適な用量のMTXを継続することです。メトジェクトのような新しい選択肢の活用により、これまで副作用で治療を断念していた患者様でも、より安全かつ効果的に臨床的寛解を目指すことが可能になっています。









最後に、柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、症状の背景にある「体の仕組み」まで丁寧に説明しながら、内科・リウマチ・膠原病診療を行っています。「なぜこの症状が起きるのか」を理解することを大切にしています。 柏市・我孫子市周辺で、関節の痛みや原因の分からない体調不良にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
柏五味歯科内科リウマチクリニック
ホームページ