- 2025年10月11日
食道裂孔ヘルニアの胸部レントゲン(X-p)写真
胸部裂孔ヘルニアが有症状になることは多くありませんが、場合により慢性咳嗽を主訴に受診することがあります。

レントゲン所見とすると、縦隔内に空気を想起させる透過性亢進領域が確認でき、こういう場合は胃泡を疑います。胃泡があるのでは?という目線で見ると心臓の裏に胃があることが見えてくる順番です。
CTで確認すると食道内に胃があることが確認できます。

本症例は慢性咳嗽を主訴に受診され、問診にて「胸やけ」や「つかえ感」があることを確認し、鑑別に「食道裂孔ヘルニア」も挙げ精査のち診断に至ったという流れです。
柏五味歯科内科クリニック
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