• 2026年1月5日

心電図の読み方2 ST上昇の定義を解説

胸痛にて来院した60歳男性。

考え方:

ST上昇しているのかしていないのかが大事なポイントとなる。

ST上昇の定義を再確認。

ST上昇は「J点」と基線の差を見る。

J点:S波の最初の変曲点。

基線:T波の終わりから次のT波を結んだところ(P波が基準ではない)

①だったらAを基準

②だったらBを基準

③だったらCが基準となる

ST上昇(V2、V3の前胸部誘導)の定義

男性>40歳:ST>2mm

男性<40:ST上昇>2.5mm

女性:ST上昇>1.5mm

他の前胸部誘導・四肢誘導におけるST上昇の定義>1mm

ポイント:V2、V3はSTが上記基準の様に「かなり」上がっていないとMIでない。

実臨床では上記のような細かいことを考えなくても診断できるAMI多いが、迷う症例は上記基準をもとに循環器内科医は判断している。判断できるようになっておいた方がよい。

実際はまず心電図とって、上記症例のように即判断し、即行動できない症例は、採血や心エコーの情報を集めてから循環器コールするかどうか決めていく流れになる。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

ホームページ