• 2026年1月5日

心電図の読み方18 洞不全症候群とペースメーカー埋め込み適応についての解説

88歳男性。目撃の無い転倒。

心原性で倒れたのか、ただ転倒したのか不明であったため、心電図施行。

所見:

P波なし。

→SSS(洞不全症候群)。

SSSのペースメーカーの適応

・クラスⅠ(有益である根拠があり、適応が一般的に同意される)

 失神などの症状があり、それが徐脈、洞房ブロック、洞停止によることが確認された場合

・クラスⅡa(有益である意見が多い)

 失神などの症状があり、徐脈や心室停止を認めるが、関連性が明確でない場合。

・クラスⅡb(有益である意見が少ない)

 症状がないが、徐脈、洞房ブロック、洞停止を認める。

今回の心電図は「目撃のない転倒」。クラスⅡaかただつまずいただけ(クラスⅡb)か詳細な問診をとる必要がある。

同時にSSSとなりうる原因検索も開始する。

過去の心電図もあれば必ず比較する。

鑑別:心疾患、電解質異常、薬剤性

→本症例はK=8.1で高K性のSSSだった。その場合はK補正を行う。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

ホームページ