• 2026年1月5日

心電図の読み方30 Wide QRS頻脈を見た場合の動き方とWide QRSの鑑別、原因パターンの解説

40歳男性。失神発作。

所見:Wide QRS。P波見えず。VT。

失神があったら即循環器Call+DC準備→心エコーオーダー(植え込み型除細動器の基礎疾患:冠動脈疾患/拡張型心筋症/肥大型心筋症/不整脈原性右室心筋症/特発性心室細動などの鑑別)

アミオダロンも準備しておくとよりよい(アミオダロン150を5A、5%ブドウ糖500に解いて500ml/hで10分(≒100ml)落としてその後33ml/hで維持);準備だけでも。

内科医としては同時にWide QRSの鑑別を考えておく。

※Wide QRS頻脈の鑑別

VT

高K血症

薬剤性:Naチャネル障害(三環形抗うつ薬中毒)

発作性上室性頻拍+脚ブロック:VT様に見えるが、上室性頻脈発作ということになるからあわてる必要なし。

発作性上室性頻脈+変更伝導(一過性脚ブロック):一過性脚ブロック(右脚ブロックパターン)

発作性上室性頻脈+側副血行路(WPWの頻脈発作):過去心電図でデルタ波とQRSの高さがさまざまなことから診断する

※Wide QRSを起こす薬のパターンも考える。

① OMI+心室性不整脈歴+心不全パターン(VTか?と考える)

アミオダロン

アピキサバン

カルベジロール

カンデサルタン

アムロジピン

アスピリン

② Afを含めた上室性頻脈パターン(発作性上室性頻脈+αか?と考える)

ベラパミル

ジソピラミド

トリクロルメチアジド

エソメプラゾール

ダビガトラン(プラザキサ🄬)

③ 精神科疾患もりもりパターン(薬剤性VTか?と考える)

ゾルピデム

ブロチゾラム

フルボキサミン

アモキサピン(三環形抗うつ薬):VTリスク薬

トフィソパム

エスシタロプラム

セルトラリン

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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