- 2026年1月6日
シイタケ皮膚炎:食事歴、病歴が大事になり、自然に治癒することが特徴
72歳男性。2日前から背中に痒みが出現し、救急外来受診となった。
掻痒のため不眠が出現していた。
発疹が出現する2日前にシイタケを加熱不十分で食べていた。
身体所見では背中全体と臀部上部に浮腫性の鞭毛斑と線状斑点が存在していた。
リンパ節腫脹は認めず、粘膜病変も認めなかった。

「シイタケ皮膚炎」と診断。
シイタケ皮膚炎は生または調理が不十分なシイタケを摂取した後に起こる。
鞭毛状紅斑としても知られる特徴的な縞状発疹が特徴的で、同様の皮膚所見を起こす鑑別とすると、ブレオマイシンへの暴露後や稀に皮膚筋炎や成人スティル病でも見られることがある。
食事歴、病歴が大事になり、シイタケ皮膚炎の場合は自然に治癒することが特徴。
本症例では経口抗ヒスタミン薬と局所GC軟膏が処方され、2週間後には炎症後色素沈着過剰の領域が残存していたが、痒みは軽減~消失していた。
N Engl J Med 2023; 389:1415
DOI: 10.1056/NEJMicm2304409
柏五味歯科内科リウマチクリニック
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