• 2026年1月28日

心房細動アブレーション成功後、抗凝固療法は必要か? OCEAN試験の主要結果:リバーロキサバン対アスピリンの無作為化比較

心房細動に対するカテーテルアブレーション治療が成功した患者において、長期的な抗凝固療法を継続すべきかという臨床上の疑問を検証した国際的な無作為化比較試験の結果です。1,284名の被験者を対象に、脳卒中リスクを軽減するためのリバーロキサバン(抗凝固薬)の効果をアスピリンと比較したところ、3年間の追跡調査において脳卒中や全身性塞栓症の発生率に有意な差は認められませんでした。特筆すべき点として、治療後の患者における脳卒中の年間発生率は極めて低く、強力な抗凝固療法を行ってもアスピリンを上回る予防効果は確認されなかった一方で、リバーロキサバン群では軽微な出血リスクの増加が示されました。結論として、アブレーション成功後の安定した患者においては、画一的な抗凝固療法の継続よりも、個々の出血リスクを考慮した柔軟な治療戦略の選択を支持する重要な知見が示されています。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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