• 2026年2月7日

マイコプラズマ感染およびマイコプラズマ誘発性発疹・粘膜疹

8歳女児。特記すべき既往なし。内服薬はない。

来院10日間前から発熱と咳嗽が出現し3日前から痛みを伴う口唇のかさぶた、口腔内潰瘍、発疹、性器の痛みを訴え救急外来を受診した。

身体所見では腕や脚には小胞を伴う病変が散在していた。

また両目の結膜炎と中咽頭の潰瘍が著明だった。

顔面には水疱性病変が散在し、口唇は腫れて出血し、浸出液が出ている状態で、開口が困難だった。

外陰部と肛門周囲には複数の小潰瘍を認めた。

呼吸音はcrackleを聴取した。

胸部CTでは両側肺野に浸潤影を認めた。

血性IgM抗体、および喀痰PCR検査にてマイコプラズマ陽性であることが確認された。

「マイコプラズマおよびマイコプラズマ誘発性発疹および粘膜疹」と診断された。

スティーブンス・ジョンソン症候群と同様の症状を呈することがあるが、予後は良好。

皮膚に対しては支持療法が施行され。肺炎に対してはDOXによる治療が行われた。

発症から2週間後、皮膚粘膜病変は軽減し、肺炎は治癒した。

N Engl J Med 2023; 389:1601

DOI: 10.1056/NEJMicm2305301

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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