• 2025年9月24日

関節リウマチ(RA)の薬物治療のアルゴリズム

関節リウマチガイドラインを解説します。

□目標

臨床的寛解(T2Tの概念)のもと、速やかに臨床的寛解を目指し、その寛解を維持し、薬物の減量を検討する。

■そのために

まずRAと診断。

次にMTX考慮(年齢、腎機能、肺合併症など考慮)

(MTXの注射製剤も考慮)

効果不十分なら他のcsDMARDs追加を考慮。

効果不十分ならbDMARDやJAKiを考慮。

(※現時点においてはTNF阻害薬とJAK阻害薬は効果は同等だが、長期安全性と医療経済の観点からbDMARDsを優先することが推奨されている)

効果不十分なら他のbDMARDsやJAKiを考慮。

補助的治療として、PSLやNSAIDsや抗RANKL抗体製剤など。

PSLは早期に可能な限り短期間(数か月)で漸減中止する。再燃時も同様。

柏五味歯科内科クリニック

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