• 2026年3月8日

転移性悪性黒色腫:閲覧注意

51歳男性。

約36週にわたる黒色皮膚病変の悪化、また6か月にわたる体重減少と腹痛を主訴に皮膚科を受診した。

受診時、身体所見では腹壁に巨大な腫瘤を認め、腋窩、鼠径部にも腫瘤を触知した。

全身精査が施行され、CT・MRI(頭部)が施行され全身に転移性病変が確認された。

腹壁腫瘤の生検により、「転移性悪性黒色腫」と診断された。

イピリムマブとニボルマブによる治療が開始された。

質量変異分析によりBRAF V600E変異が明らかになり、ダブラフェニブ(BRAF阻害薬)とトラメチニブ(MEK阻害薬)に変更された。

治療開始後2週間以内に腫瘤サイズが減少始め(B)、6週間の標的療法後のCT評価では外科的に切除された右腋窩の無反応転移病変を除いてすべての転移巣が退縮していることが示された。12週間の標的療法後にはさらに縮小が確認された(C)

「悪性黒色腫」の患者の場合、著効がありうるが、まだ寛解を維持できるレベルには至れていない。

15か月後、病気の進行のため、患者はホスピスケアに移行した。

N Engl J Med 2022; 386:e66

DOI: 10.1056/NEJMicm2111765

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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