• 2026年3月21日

横性白斑炎:ミーズ線を見たら考慮(遠位爪母の角質化が異常)

30歳男性。4ヵ月前から爪に白い線が入るようになり皮膚科を受診した。

発症5ヵ月前に縦隔原発DLBCLの診断を受け、化学療法を受け始めたところであった。

爪の変化は6サイクルの治療の途中で初めて出現した。

身体検査では、両手の爪に6本の白い横線が確認された。

「ミーズ線」としても知られる横性白斑炎と診断された。

ミーズ線は遠位爪母の角質化が異常な場合に発生する。

本症例の場合、6回の化学療法サイクルはそれぞれ白斑炎の帯に対応すると考えられた。

爪床の血管変化によって引き起こされる白斑炎の一種であるミュールケ線とはミーズ線が白化しないので区別できる。Beau線(爪母の成長の停止による爪床の横方向のくぼみ)とも異なる。

患者は爪の変化が良性であることが伝えられた。

10ヵ月後の追跡調査では爪の変化は消失していた。

N Engl J Med 2023; 389:e48

DOI: 10.1056/NEJMicm2304533

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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