- 2026年3月30日
悪性黒色腫(メラノーマ)の最新診断と治療戦略:2025年版レビューに基づく管理ガイド
悪性黒色腫(メラノーマ)は免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬の進歩により、死亡率は減少傾向にあります。診断においては、新しく出現した、あるいは変化している不規則な色素性病変を特定することが重要であり、「ABCDE規則」や他のほくろとは異なる特徴を持つ「醜いアヒルの子サイン」が有用な指標となります。
リスク要因には、紫外線(UV)曝露、日焼け(サンバーン)の経験、日焼けマシンの使用に加え、火傷しやすく日焼けしにくい肌質(フィッツパトリックI-II型)、多発する異形成母斑、および家族歴が挙げられます。予防の基本は、ピーク時の直射日光を避けることや、SPF30以上の日焼け止め、UVカットの衣服による徹底した光線保護です。
治療戦略は病期(ステージ)に基づき決定されます。ステージIA〜IIAの早期症例では外科的切除が標準治療です。切除後、再発リスクが高いステージIIB〜Cの患者には、ニボルマブやペムブロリズマブによる術後補助療法(アドジュバント)が推奨され、再発フリー生存期間を改善させます。ステージIIIでは、これら免疫療法に加え、BRAF遺伝子変異(V600E/K)がある場合はBRAF阻害薬とMEK阻害薬の併用療法も選択肢となります。
転移性または切除不能な末期メラノーマ(ステージIV)2剤併用免疫療法が第一選択です。この強力な併用療法により、進行例における10年生存率は43%に達しています。副作用として免疫関連有害事象(irAE)のリスクは高まりますが、適切な管理を行うことで長期的な生存が期待できるようになっています。















JAMA. 2025;334(23):2113-2125. doi:10.1001/jama.2025.13074
柏五味歯科内科リウマチクリニック
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