- 2026年4月1日
2026年版ACC/AHA脂質異常症管理ガイドラインの要点:最新の動脈硬化性疾患(ASCVD)予防戦略
米国心臓病学会(ACC)および米国心臓協会(AHA)による最新の「2026年脂質異常症管理ガイドライン」では、生涯にわたる動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)のリスク低減が主眼とされています。最大の変更点は、リスク評価モデルが従来のPCEから最新の「PREVENT-ASCVD計算式」へ移行したことです。これにより、より精度の高い10年および30年リスクの予測が可能となり、個々の患者に最適な治療介入のタイミングを特定できます。
今回の改訂では、LDLコレステロール(LDL-C)non-HDL-Cの具体的な「管理目標値」が復活しました。特に二次予防のハイリスク群では、LDL-C 55mg/dL未満、non-HDL-C 85mg/dL未満という厳格な目標が推奨されています。さらに、リスク層別化のために全ての成人でLp(a)の値を少なくとも1回測定することが推奨され、ApoBも残留リスクの評価に有用とされています。
診断補助としてCACスコア(冠動脈石灰化スコア)PCSK9阻害薬、新薬のインクリシランやベンペド酸を組み合わせた多角的なアプローチが示されています。
「ライフ・エッセンシャル8」に基づく生活習慣の改善を全ての治療の土台とし、医師と患者の共同意思決定(SDM)を通じて、若年期からの早期介入を図ることが求められています。



















J Am Coll Cardiol. 2026
柏五味歯科内科リウマチクリニック
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