- 2026年4月2日
女性へのパートナー暴力と子供への性的暴力:世界204カ国における健康被害とメンタルヘルスへの影響
世界204の国と地域を対象とした「2023年グローバル疾病負荷(GBD 2023)」の最新分析により、女性へのパートナー暴力(IPV)と子供への性的暴力(SVAC)が世界の健康に深刻な悪影響を及ぼしている実態が明らかになりました。調査によると、2023年時点で世界で約6億800万人の女性がIPVを、約10億1,000万人が子供時代に性的暴力を経験しています,。
これらの暴力は単なる社会問題ではなく、公衆衛生上の重大なリスク因子です。特に15〜49歳の女性において、IPVは世界で4番目、SVACは5番目に大きな疾病負荷(DALYs:障害調整生命年)の原因となっています。身体的な外傷だけでなく、精神疾患への影響が極めて大きく、IPVでは不安障害や大うつ病性障害、SVACでは自傷行為や統合失調症が主な疾病負荷の要因として挙げられています。
さらに、SVACは2型糖尿病や喘息といった非感染性疾患、HIV/AIDSなどの感染症、薬物使用障害とも強い関連があることが示されました。地域別ではサハラ以南のアフリカや南アジアで高い傾向にありますが、高所得国でも薬物使用障害に関連する負荷が顕著です。
この研究は、暴力を個人の問題や犯罪としてだけでなく、寿命や生活の質を損なう「健康リスク」として捉える必要性を強調しています。数百万件もの早期死亡や障害を防ぐためには、暴力の予防策とサバイバー(被害経験者)への包括的なメンタルヘルス支援、そして法整備や社会規範の変革を含む、国境を越えた多角的な投資が必要になります。柏五味歯科内科リウマチクリニックはこのような視点も持ち合わせています。院内にパンフレットが置いてありますので相談しにくい場合もパンフレットから情報にアクセスすることができます。柏市や我孫子市でお困りの方はご相談ください。















Lancet. 2026;407(10520):31-52. doi:10.1016/S0140-6736(25)02503-6
柏五味歯科内科リウマチクリニック
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