- 2026年4月3日
経口GLP-1受容体作動薬オルフォルグリプロンの有効性と安全性:2型糖尿病患者を対象としたACHIEVE-3試験の結果
2型糖尿病治療において、GLP-1受容体作動薬は優れた血糖降下および体重減少効果により不可欠な存在ですが、その多くは皮下注射製剤です。唯一の経口薬であるセマグルチド(リベルサス🄬)も、吸収を維持するために服用前後の飲食制限が必要という課題がありました。今回、飲食制限の不要な新規の非ペプチド型経口GLP-1受容体作動薬オルフォルグリプロン (orforglipron)の有効性と安全性が、既存の経口セマグルチドと直接比較した国際共同第3相臨床試験「ACHIEVE-3」で報告されています。
メトホルミンで血糖コントロールが不十分な成人患者約1,700名を対象とした52週間の試験において、オルフォルグリプロン(12mgおよび36mg)は、経口セマグルチド(7mgおよび14mg)に対して、主要評価項目であるHbA1cの低下量で非劣性を示しただけでなく、統計的に有意な優越性を証明しました。また、体重減少においてもオルフォルグリプロン群でより大幅な改善が認められ、臨床的に意義のある5〜15%以上の減量を達成した割合も対照群を上回りました。
副作用については、両薬剤ともにGLP-1受容体作動薬クラスに共通する悪心や下痢などの消化器症状が主でしたが、オルフォルグリプロン群ではセマグルチド群と比較して消化器症状による治療中止率や平均心拍数の上昇がわずかに高い傾向にありました。結論として、オルフォルグリプロンは、注射を必要とせず、かつ服用時の制約がない簡便な経口投与によって、血糖管理と肥満改善を可能にする新たな糖尿病治療薬の選択肢として、今後の普及が見込まれます。














Lancet. 2026;407(10531):1171-1181. doi:10.1016/S0140-6736(25)02503-6
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