- 2026年1月5日
心電図の読み方25 ブルガダ(Brugada)症候群
42歳男性、痙攣発作。頭部CT異常なし。
心原性由来の原因について精査するためECG施行され脳神経内科からコンサルト。

所見:
PとQRSは繋がっている。
この心電図上からは心原性とは言えない。
「今回の心電図とてんかんを起こしうる変化があるとしたら」と考えてみる。
→V1、V2のみST上昇があるかもしれない→ブルガタ症候群(一過性に致死的不整脈を起こす遺伝性疾患)からのVFの可能性を想起はしておく。

※coved patternの方がリスクが高いとされる。
主訴は「痙攣発作」なので、頻度の高い中枢神経の原因を第一に疑うが、病歴を聴取する事で絞り込むこともできる。
心原性失神:「突然倒れて1分くらいして速やかに意識回復し救急車にて来院」
てんかん:「突然倒れてその後も意識もうろうとしながら救急車にて来院。15分程度で回復」
上記が典型例。
ねちっこく確認する必要がある。
中枢において明らかな原因が確認できなければ、心原生の一過性LOCとして循環器内科コンサルト案件。
問診を家族や本人・救急隊に聞いている最中に再度てんかんを起こしたのでついていた心電図を確認。

所見:
VF。今回のけいれんの原因が心原性であることが分かった。
DCかけて戻して循環器コンサルト。
ブルガタ症候群(確定診断が難しい)
1,来院時心電図
2,負荷検査
3,加算平均心電図、特殊解析心電図
4,臨床心臓電気生理心電図
5,遺伝子検査
→専門家はここら辺をやって鑑別していく。
「コンサルト」するのは簡単だが、循環器内科側(「確定診断」)はかなり難しい。
コンサルトする前に「家族歴」や「薬剤」「K値」などは最低限抑えてからコンサルトすることが望ましい。
柏五味歯科内科リウマチクリニック
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