• 2026年1月19日

メソトレキセート(MTX)肺炎

53歳女性。関節リウマチでMTX内服中。呼吸困難感と微熱。

所見としては、両側性びまん性にすりガラス陰影。牽引性気管支拡張も確認できる。

疑われる疾患:薬剤性肺障害(びまん性肺胞障害):MTX肺炎疑い

鑑別:RA-IP増悪、CMV肺炎、PCP、非定型肺炎

牽引性気管支拡張

周囲の肺が器質化・線維化で収縮し2次的に気管支内腔が拡張を来たす状態。

みられる時点である程度肺障害が起きてから時間がたっていることが示唆される。

■MTX肺炎

発症が最も多いのは内服開始半年以内(約75%)。いつ発症してもよい。

用量に依存性なし。

リスク因子:男性、喫煙歴、腎機能障害、既存の肺病変

治療:MTX中止。PCPやCMVの否定、RA関連でないことも確認しながら、必要に応じてステロイド投与(ステロイド投与が必要ない症例もある。一方パルスまで必要な症例もある)

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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