- 2026年1月14日
胆石性イレウス:異所性胆石、小腸閉塞、胆管気腫症から診断
74歳女性。高血圧症の既往あり。
3日前から上腹部痛と吐気、嘔吐、発熱、悪寒、脱力感、食思不振を認め、救急外来受診した。
2日前から排便がなかった。
来院時BP 150/128、HR 144
身体所見では腹部は臍周囲と左下腹部に圧痛を認め、筋性防御も認めた。
横断は認めなかった。
腹部CT施行。胆石による回腸閉塞(A)と胆管気腫(B)を認めた。

異所性胆石、小腸閉塞、胆管気腫症から「胆石性イレウス」と診断された。
胆石性イレウスは小腸閉塞の稀な原因で、胆石が胆管あるいは瘻孔を介して消化管内に逸脱し、腸管に陥頓して生じるイレウスで、60歳以上の女性に多い。
患者は開腹術を受け、胆石性イレウスが確認され、胆石を除去するために腸切開術が施行された。

術後に広域抗菌薬が投与され、患者は術後11日目には退院し、今後胆嚢摘出術が予定されている。
N Engl J Med 2022; 387:924
DOI: 10.1056/NEJMicm2204208
柏五味歯科内科リウマチクリニック
ホームページ