• 2026年2月13日

駆出率が保たれた心筋梗塞後のベータ遮断薬療法:重要

心機能が正常に保たれた心筋梗塞後の患者に対し、ベータ遮断薬の投与が臨床的恩恵をもたらすかを検証した大規模なメタ解析報告です。構造的には、過去の複数の臨床試験から約18,000人分の個別患者データを統合し、死亡・再発・心不全といった主要評価項目に有意な改善が見られないことが示されていました。かつては全心筋梗塞患者への標準治療とされていた薬物療法ですが、現代の高度な治療環境下では、左室駆出率(LVEF)が50%以上の症例においてその有効性が限定的であるという重要な知見が示されています。画一的な処方慣行に疑問を投げかけ、患者の心機能に応じた個別化医療の必要性が示された論文と言えます。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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