- 2026年3月5日
DANFLU-2試験:65歳以上の高齢者のインフルエンザによる入院を高用量ワクチン群は有意に減らしています。
DANFLU-2試験は、65歳以上の高齢者を対象に、高用量インフルエンザワクチンの有効性を標準用量と比較検証した大規模なランダム化比較試験です。高用量ワクチンは、標準用量の4倍の抗原量(各株60μg)を含んでいます。
デンマークで3シーズンにわたり計332,438名が参加し、高用量ワクチン群、標準用量群に割り付けを行い、主要評価項目は「インフルエンザまたは肺炎による入院」の発生率でした。結果は、高用量群で0.68%、標準用量群で0.73%であり、相対的有効性は5.9%(P=0.14)で統計的な有意差は認められませんでした。
一方で、内訳をみるとインフルエンザによる入院は43.6%減少しており、有意な抑制効果が示されました。また、心肺疾患による入院も5.7%減少しましたが、肺炎のみの入院率には差が見られませんでした。安全性については、重篤な有害事象の発生率は両群とも5.91%で同程度でした。
結論として、肺炎を含む複合的な入院抑制において有意差は得られなかったものの、インフルエンザ特有の入院や心肺疾患の予防においては、高用量ワクチンの臨床的利益が示唆されました。















柏五味歯科内科リウマチクリニック
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