片側胸水貯留のレントゲン（X-p）所見：癌、結核、中皮腫、石綿胸水、肺炎など鑑別は多岐にわたります

片側に胸水が貯留したレントゲン写真は透過性が大きく低下しているため明らかに異常が分かります。

注意事項とするとなんで胸水がたまっているのか、縦隔や心臓、胸壁周囲をしっかり確認することです。

本症例の所見としては、右肺透過性低下、気管が右に偏位（→胸水の存在を疑う）が確認できます。

片肺が真っ白になると4～5Lの胸水が貯留しているんだろうな、と考えます。

疑うべき疾患：癌、結核、中皮腫、石綿胸水、肺炎

癌・結核・中皮腫→胸水検査

石綿胸水→アスベスト暴露歴の確認

このようにして鑑別を進めていきます。