• 2026年3月17日

抗糸球体基底膜(GBM)腎炎(Goodpasture)症候群:血漿交換、GC、IVCY施行されるも透析導入

60歳女性。高血圧と原因不明のCKD(Cre 1.6程度)がある。

Cre 7.8に上昇したため緊急入院となった。

受診時は体調は良かった。

バイタルサインと身体検査に特記すべき異常を認めなかった。

尿検査では尿蛋白2+、RBC>180/HPF、尿円柱は認めなかった。

胸部X-pは正常だった。

入院後まず補液が行われたが、改善を認めず腎生検が施行された。

腎生検では半月体形成糸球体腎炎(A)が示され、免疫蛍光法では基底膜にIgGの強い線状沈着を認めた。

特殊採血も到着し、ANCA陰性、ANA陰性、補体正常、抗GBM抗体強陽性だった。

「抗糸球体基底膜腎炎(Goodpasture)症候群」と診断された。

抗GBM疾患には腎臓と肺の両方が関与していることが多いが、高齢の患者では腎臓単独の関与がみられることが多くなる。

血漿交換、GC、IVCYが施行され、抗GBM抗体は血漿交換3日目までに検出されなくなったが、6か月までのフォローでは患者は透析依存のままだった。

N Engl J Med 2023; 389:1901

DOI: 10.1056/NEJMicm2304664

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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