• 2026年1月5日

心電図の読み方24 Ⅲ度房室ブロックと診断するための心電図の読み方、やるべきことを解説します。

70歳男性。頭部外傷にて受診。受傷時の記憶なし。頭部CT正常。

所見:PとQRSのつながりを確認すると、Ⅱ誘導でつながりがないことが確認される。

「心原性が原因で失神した可能性もある」と言える(ただ転んだだけの可能性もこの時点ではありうる)。

QRSはwide。完全房室ブロックの可能性/洞不全症候群の可能性を考える。

■やるべきこと 心疾患、電解質異常、薬剤性を鑑別に挙げ、

①過去の心電図との比較

②K値の確認。

③内服薬の確認。

過去(1か月前)の心電図

所見:Af。Afならば洞不全ではない。

K=4.0。

内服薬:ワーファリン、フロセミド、カンデサルタン、シダグリプチン(洞不全になりそうな薬はない)

→総合すると、Ⅲ度AVブロックの可能性が高そうと考える。そうなるとペースメーカーの適応。

→循環器Drコンサルト案件。

上記の順番に考えられればOK。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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