- 2026年2月27日
真菌球を伴うカンジダ性膀胱炎(SGLT2阻害薬内服)
68歳男性。2型糖尿病を有しSGLT2阻害薬にて加療を受けている。
3日前から排尿障害と断続的な血尿、いきむと尿中に小さな球が混じるとのことで救急外来を受診した。
受診時、発熱や悪寒、背部痛などはなかった。
身体所見では特記すべき所見を認めず、尿検査では直径1.5㎝大の白い球体が混ざっていた。

採血検査ではHbA1c 7.8%、尿検査では血尿、膿尿、糖尿、および酵母菌が検出していた。
超音波検査により、膀胱床に2㎝の可動性の塊があることが分かった。

尿培養の結果、カンジダ・アルビカンスが増殖が確認され、「真菌球を伴うカンジダ性膀胱炎」と診断された。
SGLT2阻害薬は細菌感染リスクを高めるのみならず、真菌感染リスクを高めることが知られている。
真菌性尿路感染症よりも通常はカンジダ膣炎や亀頭包皮炎などの性器真菌感染症と関連していることが多い。
フルコナゾールによる治療が開始され、SGLT2阻害薬も中止された。
4週間後の外来フォローでは症状は消失していた。
N Engl J Med 2022; 387:e2
DOI: 10.1056/NEJMicm2114684
柏五味歯科内科リウマチクリニック
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