• 2025年11月25日
  • 2026年5月25日

非専門医でも診る必要のあるRA⑤ MTXとともに処方する葉酸(フォリアミン🄬)の解説

関節リウマチ患者さんにメトトレキサート(MTX)を処方する際は、MTXの副作用(口内炎、吐き気、肝機能障害など)を予防・軽減するために、葉酸製剤が併用されます。葉酸製剤(フォリアミン🄬)は内服する時期が非常に重要で、医師の指示を守る必要性が高い薬になります。

葉酸併用の理由

  • メトトレキサートの副作用予防・軽減:
    • MTXは葉酸の働きを阻害することで抗炎症効果を発揮しますが、同時に葉酸不足による副作用(口内炎、吐き気、下痢、肝機能障害など)を引き起こすことがあります。
    • 葉酸を併用することで、これらの副作用を予防・軽減することが期待できます。
  • 葉酸投与で予防できない副作用:
    • 間質性肺炎や頭痛は予防できません。 

葉酸の摂取に関する注意点

レバーなど葉酸を特に多く含む食品の過剰摂取は避けた方がよいです。また葉酸サプリメントの摂取もサプリメント中に葉酸含有量が多いため、薬の効果を弱めてしまいます。

ただし、通常の食事に含まれる程度の葉酸は、MTXの効果に大きな影響を与えません。枝豆、ほうれん草などの葉物野菜を神経質に避ける必要はありません。

□葉酸投与方法

葉酸製剤は5mg/週をMTX最終投与後24~48時間後に投与します。通常は「フォリアミン🄬」を使用しますが、重篤なMTX副作用発現時は活性型葉酸製剤「ロイコボリン🄬」を使用します。

全ての患者に葉酸を併用しても害よりメリットの方が大きいため当院では全例にMTX使用時は葉酸を処方しています。

※MTX単剤での治療から、最新の生物学的製剤やJAK阻害薬へと繋がる治療戦略の全体像の記事は下記になります。全体を把握することで、MTXの位置づけがより明確になります。

※MTXと併用することで相乗効果を発揮するTNF阻害薬について知ることは、将来的な治療の選択肢が広がります。

※MTX服用中に「息切れや空咳」が出た際に気を付けなくてはならないのが間質性肺炎です。間質性肺炎のレントゲン写真は下記のようになります。

※MTXによる口内炎の悩みから、リウマチ患者さんが注意すべき「顎骨壊死」や日頃の口腔ケアの重要性を解説しています。

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柏五味歯科内科リウマチクリニック

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