• 2026年4月16日

関節リウマチ患者のワクチン接種ガイド:インフルエンザ・肺炎球菌・帯状疱疹への対応

関節リウマチ(RA)ワクチン接種は極めて重要ですが、「治療薬との兼ね合いでどのワクチンが安全に打てるのか」という疑問は少なくありません。リウマチ専門医の視点から、主要なワクチンの有効性と安全性について医学的エビデンスに基づき解説しています。

まず、インフルエンザ肺炎球菌(13価、23価)などの不活化ワクチンについては、メソトレキセート(MTX)や生物学的製剤(TNF阻害薬、トシリズマブ、アバタセプト)、JAK阻害薬(トファシチニブ)を投与中であっても、多くの場合で防御閾値以上の抗体反応が得られることが報告されています。一部の薬剤の組み合わせで抗体上昇がわずかに低下する可能性は指摘されていますが、全体的な予防効果や安全性において重大な懸念はなく、積極的な接種が推奨されます。

一方で、最も注意が必要なのが生ワクチンです。日本では、ステロイド(PSL)や免疫抑制剤を服用中の患者様に対する生ワクチンの接種は原則「禁忌」とされています。特に帯状疱疹については、従来の弱毒生ワクチンは避け、最新の不活化ワクチンであるシングリックスを接種することが無難かつ推奨される選択です。シングリックスは生ワクチンと比較して費用は高額ですが、リウマチ治療中の免疫力が低下した状態でも安全に、かつ高い予防エビデンスを持って接種することが可能です。

感染症リスクを抑えつつリウマチ治療を安心して継続するためには、接種のタイミングやワクチンの種類について、専門医による適切な判断が欠かせません。

最後に、柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、症状の背景にある「体の仕組み」まで丁寧に説明しながら、内科・リウマチ・膠原病診療を行っています。「なぜこの症状が起きるのか」を理解することを大切にしています。 柏市・我孫子市周辺で、ワクチン接種の判断や原因の分からない体調不良にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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