• 2026年3月16日

レッグ・カルベ・ペルテス病:思春期前の小児における特発性大腿骨頭の無血管性壊死

4歳男児。

2日前から右股関節痛と跛行を認め、整形外科受診。

これまでに外傷や発熱は特になかった。

診察上、どちら側でも股関節の可動域に制限はなかった。

やや右側に疼痛が強かったが、足の長さに不一致はなく、診察上軟部組織の変化や神経学的異常も認めなかった。

Xp施行。X-pでは右大腿骨頭の端部が圧壊されている所見が確認された。

「レッグ・カルベ・ペルテス病」と診断された。

レッグ・カルベ・ペルテス病は思春期前の小児における特発性大腿骨頭の無血管性壊死である。

急性または潜行性で発症し、股関節痛または跛行として現れ、鑑別としては感染症や外傷、滑膜炎となる。

病気の進行初期には単純X線では正常に見える場合がありうる(MRIにて診断されることもある)。

股関節の外転を約30度の範囲内に維持して大腿骨頭が寛骨臼内に収まるように指示された(安静が指示された)。

衝撃の大きい身体活動を避ければ良好な予後が期待できることを説明し、安心させることも大事。

約2か月後のフォローアップでは痛みと跛行は解消されていた。

他の治療法とすると重度破壊が起こっている場合は置換手術。BP製剤による治療も試されているが、まだエビデンスは弱い。

N Engl J Med 2022; 386:e62

DOI: 10.1056/NEJMicm2118649

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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