• 2026年3月23日

反応性関節炎:HLA-B27陽性が確認された非感染性炎症性関節炎の一例:鱗状の足の発疹、関節腫脹、腰痛、下痢、尿道分泌物あり

40歳男性。特記すべき既往なし。

2週間前から鱗状の足の発疹、関節腫脹、腰痛を訴え内科受診となった。

7日前から下痢と尿道分泌物の症状があった。

身体所見としては皮膚に関しては過角化症を伴う黄色の膿疱が足底に認められた。

頭皮や胴体には乾癬性皮膚病変があり、一部の爪には穴が見られ、角質増殖、変色、遠位爪溶解所見も見られた。

その他の所見としては結膜炎、移動性舌炎(B)膝関節腫脹(C)および足関節腫脹、輪状亀頭包皮炎(D)が認められた。

採血所見としてはCRP 5.9、尿検査では無菌性膿尿であった。

左膝関節液の分析結果は、非感染性炎症性関節炎と一致した。

RF陰性、クラミジア・トラコマチス陰性、その他感染性物質陰性であった。

以上の結果から「反応性関節炎」と診断された。

膠原病科に紹介され、HLA-B27が陽性であることが確かめられた。

NSAIDs、GCの全身投与、SASPによる5か月の治療後、症状は消失した。

N Engl J Med 2022; 386:2035

DOI: 10.1056/NEJMicm2117883

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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