- 2026年4月24日
関節リウマチ治療とB型肝炎の再活性化|HBs抗原陽性・既感染者が知っておくべき検査とリスク管理【柏のリウマチ専門医解説】
■ この記事を読むとわかること
- B型肝炎の「再活性化」とは何か
- なぜリウマチや免疫治療で注意が必要なのか
- どのくらいの頻度で起こるのか
- どうすれば防げるのか
- どんな人が検査を受けるべきか
■ B型肝炎の「再活性化」とは?
B型肝炎ウイルス(HBV)は、一度感染すると体の中に長く潜み続ける性質があります。
普段はおとなしくしていても、「免疫が弱くなると再びウイルスが増え始める」
これを「再活性化」 と呼びます。
■ なぜリウマチ治療で問題になるのか?
リウマチや膠原病の治療では
- ステロイド
- 免疫抑制薬
- 生物学的製剤
- JAK阻害薬
などを使用します。
これらは免疫を抑える治療です。その結果…
・抑え込んでいたB型肝炎ウイルスが再び増える
・肝炎が急に悪化する
ということが起こります。
■ 実は珍しくないリスクです
過去の研究では、B型肝炎の既往がある人のうち数%〜数十%で再活性化が起こる可能性、さらには重症化すると「劇症肝炎」になることもあることが報告されており、命に関わることもある重要な副作用です。
■ こんな方は特に注意が必要です
以下に当てはまる方は要注意です
- 過去にB型肝炎と言われたことがある
- 健診で「HBs抗原」や「HBc抗体」を指摘された
- 家族にB型肝炎の人がいる
- 若い頃に輸血歴がある
「治ったと思っている人」も対象です。
■ でも安心してください:予防できます
B型肝炎再活性化は事前に対策すればほぼ防げます。
そのために重要なのが
① 治療前のスクリーニング(検査)
治療開始前に以下を確認します
- HBs抗原
- HBc抗体
- HBs抗体
過去感染の有無をチェック。
② 定期的な血液検査
必要に応じて
- HBV-DNA(ウイルス量)
を定期的にチェックします。「早期発見」が鍵です。
③ 必要な方には予防内服
リスクが高い場合は抗ウイルス薬を予防的に内服することによりほぼ確実に再活性化を防ぐことができます。
■ よくある誤解
❌ 「昔のことだから関係ない」
→ ✔ ウイルスは体に残っていることがあります
❌ 「症状がないから大丈夫」
→ ✔ 無症状で進行することがあります
❌ 「リウマチの薬だけ気をつければいい」
→ ✔ 治療前の検査が最も重要です
■ 当院での対応
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは
- 治療開始前のB型肝炎スクリーニングを徹底
- リスクに応じたフォロー体制
- 必要に応じて専門的な抗ウイルス治療の導入できる肝臓専門医が存在
上記特徴があります。安全にリウマチ治療を続けるための環境を整えています。
■ 受診の目安
以下の方は一度ご相談ください
- リウマチ治療・免疫治療を開始予定の方
- B型肝炎の既往がある方
- 健診で肝炎関連の異常を指摘された方
- 「自分が対象かわからない」方
事前チェックだけでも大きな意味があります。
■ まとめ
- B型肝炎は体の中に潜むことがある
- 免疫抑制で再活性化することがある
- 重症化することもあるが
👉 予防すればほぼ防げる
■ 最後に(受診動機)
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、症状だけでなく「体の中で何が起きているのか」まで丁寧に説明する診療を大切にしています。
リウマチ治療や免疫治療を安全に続けるために、見えないリスクまでしっかり管理していきます。
柏市・我孫子市周辺でリウマチ治療や肝炎が心配な方は、お気軽にご相談ください。

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