• 2026年4月27日

関節リウマチで手術を受ける方へ:周術期で大切なこと(安全に手術を乗り越えるために)

■「リウマチがあると手術は危ないの?」

関節リウマチの患者さんからよくあるご質問です。

結論から言うと、適切に準備すれば、安全に手術を受けることができます

ただし、リウマチの方には通常とは少し違う注意点があります。

■なぜ特別な注意が必要なのか?

関節リウマチでは以下の2つが関係します。

① 免疫の状態

リウマチの治療では免疫を抑える薬(免疫抑制薬)を使用

感染に弱くなる

② 体の状態(関節・骨・首など)

・関節の変形
・骨の弱さ(骨粗鬆症)
・首(頚椎)の不安定性

→手術や麻酔に影響することあり

■手術前に行う大切な準備

① 薬の調整

リウマチの薬はそのまま使うものと、一時的に調整するものがあります。

例:

  • 継続することが多い
     → 一部の内服薬(メトトレキサートなど)
  • 一時的に休薬することがある
     → 生物学的製剤・JAK阻害薬など

目的:感染リスクを下げる

※自己判断で中止は絶対にNG
→ 必ず主治医と相談

② 感染チェック

手術前には以下を確認します

  • 歯の感染(歯周病など)
  • 皮膚の感染
  • 肺の状態

「小さな感染」でも手術には影響するため重要

③ 首(頚椎)のチェック

リウマチでは首の骨が不安定になることがあります

特に麻酔の際に重要です。

必要に応じて:

  • レントゲン
  • MRI

などを行います。

■手術当日のポイント

手術中は医師・麻酔科医が

  • 首の位置
  • 呼吸の状態
  • 感染対策

をしっかり管理します。事前準備ができていれば過度に心配する必要はありません

■手術後に気をつけること

① 感染予防

  • 傷口の管理
  • 発熱・腫れのチェック

「少しおかしい」と思ったらすぐ相談。

② リウマチ薬の再開(中止した薬がある場合)

薬はタイミングを見て再開します。

早すぎると感染リスク遅すぎるとリウマチ悪化

→ バランスが重要です。

■ ③ リハビリ

手術後は早めのリハビリが重要

理由:

  • 関節が固まるのを防ぐ
  • 日常生活に早く戻る

■よくある誤解

❌ リウマチがあると手術できない
→ ✔ 適切に管理すれば可能

❌ 薬は全部止めるべき
→ ✔ 薬ごとに判断が必要

❌ 手術後は安静が一番
→ ✔ 適切なリハビリが回復を早める

■まとめ

関節リウマチの方の手術で大切なのは「事前準備」と「チーム連携」です。

■ポイント整理

  • 薬の調整が重要
  • 感染チェックをしっかり行う
  • 首(頚椎)の評価が必要なことがある
  • 手術後はリハビリと薬再開のバランスが大切

■最後に

柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、関節リウマチの患者さんに対して手術前後を含めたトータル管理を行っています。

  • 手術前の安全評価
  • 薬の調整
  • 術後の再燃予防

まで一貫してサポートいたします。

「手術を勧められたけど不安」
「薬をどうしたらいいか分からない」

そのような方は、一度ご相談ください

※今回の内容を医学的に詳しく知りたい方は下記へ

頚椎症に対する治療成績に対する記事はこちらへどうぞ

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