- 2026年4月28日
関節リウマチで膝が痛い・変形している方へ:人工膝関節置換術(TKA)という選択肢について
「膝が痛くて歩けない」それは進行のサインかもしれません
関節リウマチでは、手だけでなく膝の関節も強く影響を受けることがあります。
- 歩くと膝が痛い
- 階段がつらい
- 膝がまっすぐ伸びない
- O脚・X脚のように変形してきた
こうした症状がある場合、関節の破壊が進んでいる可能性があります。
なぜリウマチで膝が悪くなるのか?
関節リウマチでは、免疫の異常により関節の中で炎症が起こります。
その結果、
- 軟骨がすり減る
- 骨が壊れる
- 関節が変形する
という変化が起こり、痛み+動きにくさ+変形につながります。
薬で良くならない場合はどうするのか?
現在は生物学的製剤やJAK阻害薬などにより、多くの患者さんで炎症はコントロールできます。
しかし、
- すでに関節が壊れてしまっている
- 強い変形がある
- 日常生活に支障が出ている
このような場合は、薬だけでは元の状態に戻すことはできません。
そこで検討されるのが手術です。
人工膝関節置換術(TKA)とは?
人工膝関節置換術(TKA)は、壊れてしまった関節を人工の関節に置き換える手術です。
手術で何が変わるのか?
- 痛みが大きく軽減する
- 膝がまっすぐ伸びるようになる
- 歩きやすくなる
- 日常生活が楽になる
つまり「歩ける生活を取り戻すための手術」です。
どんな人が対象になるのか?
以下のような方は手術を検討するタイミングです。
- 薬で炎症は落ち着いているが痛みが強い
- 膝の変形が進んでいる
- 歩行が困難になっている
- 生活の質が大きく低下している
手術のタイミングはとても重要です

早めに手術した場合
- 筋力が保たれている
- 回復が早い
- 歩行能力が戻りやすい
遅れた場合
- 筋力低下が進む
- リハビリが大変
- 完全に元の生活に戻れないことも
結論「限界まで我慢する」のは必ずしも良くありません。
リウマチ患者さん特有の注意点
関節リウマチの方は、手術の際に以下の点が重要です。
① 薬の調整
- 免疫抑制薬は感染リスクとのバランスが重要
- 手術前後で調整が必要
② 感染対策
- 通常より感染リスクがやや高い
- 専門的な管理が必要
③ 全身管理
- 頚椎・肺・他関節の評価も重要
つまりリウマチに詳しい医師との連携が必須です。
手術後の流れ
- 手術後すぐにリハビリ開始
- 数週間〜数ヶ月で歩行改善
- 薬は適切なタイミングで再開
ポイントは手術だけでなく、その後の管理が結果を左右すること。
よくある不安
「人工関節はどのくらいもつの?」
→ 多くは15〜20年以上使用可能
「痛みは完全になくなる?」
→ 完全ではなくても大きく改善するケースがほとんど
「手術しない選択は?」
→ 痛みと機能低下が進行する可能性あり
まとめ
- リウマチによる膝の痛み・変形は進行する
- 薬で止められても元には戻らないことがある
- 人工膝関節置換術は「歩く力を取り戻す手段」
- タイミングが非常に重要
最後に
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、関節リウマチの治療だけでなく、
- 手術が必要かどうかの判断
- 整形外科との連携
- 手術前後の薬の調整
- 長期的な再発予防
まで一貫して対応しています。
「まだ手術は早いのか?」
「この痛みは我慢すべきか?」
と悩んでいる段階でも構いません。
体の状態を正しく評価することが、最も重要な一歩です。
柏市・我孫子市周辺で膝の痛みやリウマチでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
今回の内容を医学的に詳しく知りたい方は下記へどうぞ
足の指の変形に関する記事に関してはこちらへどうぞ
柏五味歯科内科リウマチクリニック
ホームページ