• 2026年6月1日

【柏・歯並び】「食べ方」が歯並びを決める?食育と口腔筋機能療法(MFT)のススメ:柏歯科医師会推奨内容をふまえて

歯並びは「遺伝」だけでなく「習慣」で変わります

学齢期のお子様を持つ保護者の方にとって、歯並びやかみ合わせは大きな関心事の一つです。歯並びは遺伝的な影響も受けますが、実は正しくない咀嚼(噛むこと)や嚥下(飲み込むこと)、発音、呼吸といった後天的な習慣が、お口の機能発達に深く関わっていることが分かっています。

1. 歯並びを支える「筋圧バランス」の仕組み

私たちの歯は、外側の唇や頬、そして内側のという、周囲にある筋肉からの圧力のバランス(筋圧バランス)が整っている場所に自然と並ぶようになっています。

  • バランスが崩れる要因:筋圧バランスが適切でないことに加え、頬杖や指しゃぶりなどの癖、あるいは**鼻や喉の疾患(鼻炎やアデノイドなど)**による口呼吸が習慣化すると、歯並びに悪影響を及ぼします。
  • MFT(口腔筋機能療法)とは:お口周りの筋肉の機能を正しく整えるためのエクササイズです。個々の状態に合わせた訓練を行うことで、正しい習慣を身に付け、実際に歯並びが改善した症例も報告されています。

2. 注意が必要な「3つの食べ方」

現代は軟らかい食べ物が増えたため、正しくない機能でも食事ができてしまいますが、以下のサインには注意が必要です,。

  • 奥歯を使わず前歯だけで噛む:舌が食べ物を奥へ送る動きが不十分だと、顎の筋肉や骨の成長を妨げる可能性があります。
  • 口を開けたまま音を立てて食べる:口呼吸が習慣化しているサインかもしれません。口を閉じる力が弱まると、歯列のバランスが崩れやすくなります。
  • 飲み込む時に顔の筋肉が強く動く:舌の機能が未熟だと、飲み込む際に唇や頬に異常な力が入り、舌が歯の裏側を強く押してしまいます。これが歯並びを悪化させる要因となります。

3. 今日からできる「お口のトレーニング」

家庭でも実践できる代表的な訓練として、以下の2つが挙げられます。

  • ボタンプル訓練(口唇閉鎖訓練):紐をつけたボタンを唇と歯茎の間に挟み、唇の力だけで引っ張る力に耐えることで、口を閉じる力を鍛えます。
  • ポッピング(舌の挙上訓練):舌を上顎に密着させ、「ポン!」と音を立てて弾きます。1日30回を目安に行うことで、舌の正しい位置を覚えさせます。

生涯を通して健康なお口の機能を維持するために、一口30回以上よく噛む「噛ミング30(カミングサンティー)」を実践し、しっかり飲み込む習慣を意識しましょう。

一般社団法人 柏歯科医師会

柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、歯科と内科の専門医が連携し、乳幼児期から学齢期、そして成人期までを見据えた「食べる力」と「お口の形態」の両面をサポートしています。私たちは**「体の仕組み」を丁寧に紐解く**ことで、単なる見た目の改善に留まらず、全身の健康に繋がる正しい習慣づくりを地域とともに歩んでまいります。

1. 学齢期以降の「お口の衰え」が心配な方へ

歯並びの習慣は、将来の「お口の老化」にも繋がります。今から知っておきたい、一生モノの健康を守る秘訣。

2. 離乳食から「正しい食べ方」をスタートしたい方へ

「噛む力」のトレーニングは赤ちゃんの頃から始まっています。良い歯並びと健康な顎を育むための基礎知識。

3. お口の健康と全身の関わりを深く知りたい方へ

なぜ当院は歯科と内科を併設しているのか。歯並びや呼吸の習慣が、将来の肺や心臓の健康を守る理由を解説。

4. 柏市での定期的なお口のチェックについて

お口の変化は全身の変化のサイン。柏市の健診を活用して、家族全員で「食べる力」と健康を確認しましょう。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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