- 2026年5月10日
日本の関節リウマチ診療 2025:薬物療法の普及と専門施設による管理の現状【柏・我孫子のリウマチ専門医解説】
本日は自分の診療のみではなく、日本国内の関節リウマチ(RA)患者の治療実態から関節リウマチ治療を考えてみようと思います。RA患者数は約70万〜80万人と推定され、有病率は人口の約0.6%に達しています。患者層の特徴として男女比は1:3.21と女性に多く、発症年齢のピークは現在60歳代となっています。
最新の統計によれば、日本におけるRA患者への抗リウマチ薬の使用率は95%に達しており、薬物療法が診療の核として定着しています。薬剤の内訳では、アンカードラッグであるメトトレキサート(MTX)が63.4%と最も多く、次いでサラゾスルフピリジン(24.9%)、ブシラミン(14.5%)などが続きます。また、生物学的製剤(bDMARDs)の普及も進んでおり、TNF阻害薬(14.4%)やIL-6阻害薬(5.7%)などが使用されています。
治療の主たる目標は、疾患活動性をコントロールして関節の機能低下や変形を抑制し、患者様の長期的なQOL(生活の質)をあげることです。関節エコーの実施率は17.6%、骨折リスク管理に不可欠な骨密度測定の実施率は22.5%に留まっています。特に骨密度測定は、リスクの高い80代であっても実施率が3割程度と低く、重要な管理項目が見落とされている可能性があります。
現在、リウマチ患者様の約5割が専門施設を受診していますが、残りの約3割は一般施設のみで管理されています。適切な「目標達成に向けた治療(T2T)」を実現するためには、最新の薬物療法に加え、エコーや骨密度測定といった専門的な評価を組み合わせた包括的なアプローチが求められています。








最後に、柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、最新の国内ビックデータにも目を配り、内科・リウマチ・膠原病診療を行っています。
日本全体で実施率が低いとされる関節エコーや骨密度測定に関しても、当院では積極的に導入しており、精密な評価に基づいたオーダーメイドな治療を提供しています。
柏市・我孫子市周辺で、関節の痛みやこわばりでお悩みの方、あるいは「現在の治療で将来の変形を防げているか不安」と感じている方は、どうぞお気軽に当院の専門外来へご相談ください。共に最適なゴールを目指していくことができます。
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