• 2026年3月6日
  • 2026年6月24日

【柏市・予防接種】子宮頸癌ワクチン(HPV)は「1回」でも効く?子宮頸癌ワクチン(サーバリックス、シルガード9)の単回投与の通常投与に対する非劣勢を示した論文

単回投与で97%以上の有効性と5年間の効果持続を示した「ESCUDDO試験」

「子宮頸癌ワクチンを受けたいけれど、何度も注射をするのは痛いしスケジュールを合わせるのが大変…」とお悩みではありませんか?これまでHPVワクチン(サーバリックス®、シルガード9®など)は、十分な免疫をつけるために2回から3回の接種が標準とされてきました。しかし近年、「実は1回の接種でも十分に命を守る効果があるのではないか」という研究が進められてきました。 今回、その疑問に明確に答えた「ESCUDDO試験」が発表されました。これは、世界中のワクチンの常識を変えるかもしれない非常に重要なデータです。今回は、最新の研究結果に基づき、HPVワクチンが体を守る仕組みと、単回接種の驚くべき効果について専門医が解説します。

1. ワクチンがウイルスを記憶する「体の仕組み」

子宮頸癌のほとんどは、性的接触によってヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することが原因で発症します。HPVワクチンは、ウイルスの表面にあるタンパク質(中身のDNAを抜いた安全なもの)を体内に注入することで、免疫細胞にウイルスの顔を「記憶」させます。次に本物のウイルスが侵入してきた際に、瞬時に大量の抗体を作り出してウイルスを撃退し、細胞への感染(持続感染)を未然に防ぐというのが、ワクチンによる予防の仕組みです。 これまで、この「記憶」を強固なものにするためには複数回の刺激(接種)が必要だと考えられてきました。

2. 1回接種でも「97%以上」の高い予防効果!

ESCUDDO試験は、コスタリカの12〜16歳の少女約2万人を対象に行われた非常に大規模で信頼性の高い研究です。参加者を「ワクチンを1回だけ打つグループ」と「従来通り2回打つグループ」に分け、5年間にわたって追跡調査を行いました。 その結果、主要な原因である「HPV16型および18型の新規持続感染」を防ぐ効果において、1回接種は2回接種に対して「非劣性(劣っていないこと)」であることが完全に証明されました。どちらのグループでもワクチンの有効性は97%以上に達しており、たった1回の接種でも、複数回打ったのと同じレベルでウイルスを強力にブロックできることが分かったのです。

3. 5年後も続く効果と、確認された安全性

さらに重要なのは、この高い保護効果が「5年間にわたりしっかりと維持されていた」という点です。1回だけの刺激でも、免疫細胞はウイルスの顔を忘れずに長期間働き続けていることが示されました。また、重篤な副反応などの安全性に関する懸念も認められず、1回接種の安全性の高さも確認されています。

4. WHOの推奨を強力に後押しするデータ

世界保健機関(WHO)は現在、ワクチンの供給不足や接種率の低迷を解消するため、HPVワクチンの「1回接種スケジュール」を推奨しています。今回のESCUDDO試験の結果は、このWHOの推奨を科学的に強力に支持するものです。1回の接種で済むようになれば、注射の痛みや通院の手間が減り、より多くの少女たちが将来の子宮頸癌から命を守ることができるようになります。

柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、総合内科専門医の視点から、ワクチンの効果や安全性が全身の免疫とどのように関わっているのか、「体の仕組み」を丁寧に紐解きながら予防医療に取り組んでいます。私たちは、柏・我孫子エリアの皆様が、将来の命を守る子宮頸癌(HPV)ワクチンを少ない負担で安全に接種し、健やかで安心な未来を築けるよう全力でサポートいたします。

■ 受診をご希望の方へ
👉 【医科】(ワクチン・総合内科)WEB予約はこちらhttps://melmo-app.com/clinic/673d5e08785f0f0030870bdb/reservation?method=visit

👉 【歯科】(マウスピース・根管治療・虫歯など)WEB予約はこちらhttp://www.gomidental-kashiwa.com/reservation/

📞 お電話でのご予約・お問い合わせ(健康診断・ワクチンなど)

【医科】:04-7196-7531 【歯科】:04-7191-7081

🏥 柏五味歯科内科リウマチクリニック アクセス 〒277-0902 千葉県柏市大井764-1 バスでお越しの方:千代田常磐線 柏駅東口 東武バス1番乗場(「沼南車庫」「小野塚台」「手賀の丘公園」「布瀬」行き)よりバス15分 「大井」下車 徒歩1分 車でお越しの方:柏駅より約15分

■関連記事

1. 小学校高学年〜中学生で受けるもう一つの重要なワクチンについて

子宮頸癌ワクチンの接種対象となる年齢(小学校高学年〜)は、同時に「DTワクチン(二種混合)」の追加接種のタイミングでもあります。赤ちゃんの頃の免疫が切れる前に、お子様の命を守る定期接種のスケジュールをしっかり確認しましょう。

2. HPVが引き起こす「コンジローマ」と、他の性感染症について

HPV(ヒトパピローマウイルス)は子宮頸癌だけでなく、尖圭コンジローマ(性器いぼ)の原因にもなります。近年急増している「梅毒」など、他の感染症と症状が似ていることもあるため、ご自身の体に少しでも不安がある方は当院へご相談ください。

3. 持病(リウマチ・膠原病など)がある方の安全なワクチン接種について

免疫を抑える治療を受けている方は「生ワクチン」の接種に注意が必要です。当院ではリウマチ専門医・総合内科専門医が、患者様一人ひとりの「体の仕組み」やお薬の状況を見極め、最も安全で効果的なワクチン接種のタイミングをご提案します。

4. 将来の妊娠・出産を安全に迎えるためのトータルケア

子宮頸癌の予防は、将来の安全な妊娠・出産に向けた大切な準備の一つです。当院では女性のライフステージに伴う様々なお悩み(つわりや貧血、甲状腺のトラブルなど)に対しても、内科的な視点からトータルでサポートいたします。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

ホームページ