• 2026年5月1日

関節リウマチによる手首の痛み・変形への外科的治療:部分固定術とソーベ・カパンジー手術の選択【柏・我孫子のリウマチ専門外来】

関節リウマチ(RA)の手の手術にはいくつか種類があります。

部分固定術は、手根骨の一部のみを固定することで、痛みの原因となっている箇所の動きを止めつつ、手関節全体の可動性をある程度残すことができる手術です。手関節全体のすべての動きを止めるわけではないため、日常生活に必要な柔軟性を維持しつつ、痛みを大幅に軽減できるのが大きなメリットです。

一方、Sauvé-Kapandji(ソーベ・カパンジー)手術は、主に「手のひらを上や下に向ける動き(回旋運動)」に制限や痛みがある場合に非常に有効な再建術です。橈骨と尺骨の間を固定し、さらに尺骨の一部を切除することで、スムーズなひねり動作の再建を目指します。この手術により、ドアノブを回す、顔を洗うといった日常の何気ない動作が楽に行えるようになります。

これらの手術の治療成績は非常に良好であることがデータでも示されています。痛みの度合いを示すVAS評価では、術前に平均「7.6/10」だったスコアが、術後には「1.4/10」まで劇的に改善し、約7割の患者様が「痛みなし」の状態を達成できています。現在、どの術式を用いるかについて世界的な統一見解はありませんが、限られたエビデンスの中では「部分固定術」と「ソーベ・カパンジー手術(尺頭温存術)」を組み合わせた手法が、最も良い成績を収めているとされています。

手首の痛みや変形を「リウマチだから仕方ない」と諦める必要はありません。専門医による詳細な診察と検査に基づき、ご自身の活動レベルや症状に合わせた最適な術式を検討することが、痛みのない自由な手首の動きを取り戻すための第一歩となります。柏・我孫子エリアで手首の不自由を感じている方は、我慢をせずにどうぞご相談ください。

最後に、柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、最新のエビデンスに基づき、症状の背景にある「体の仕組み」まで丁寧に説明しながら、内科・リウマチ・膠原病診療を行っています。

手関節の破壊が進んだリウマチ患者様においても、「なぜ可動域を残しながら痛みを取る手術(部分固定術やソーベ・カパンジー法)が有効なのか」を専門的な視点から分かりやすくお伝えし、患者様が納得して最適な治療選択を行い、再び自分らしい生活を送れるようサポートすることを大切にしています。

柏市・我孫子市周辺で、手首の痛みやひねりにくさにお悩みの方は、将来の自由な生活を守るために、どうぞお気軽にご相談ください。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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