• 2026年6月1日
  • 2026年6月23日

【柏市・歯科医師会推奨】オーラルフレイルを予防して「寝たきり」を防ぐ:口の衰えを見逃さないためのチェックと対策ガイド

「口の衰え」は全身の虚弱への入り口です

「最近、硬いものが食べにくくなった」「お茶でむせることが増えた」……。そんな些細な変化を「年のせい」と見過ごしていませんか?これは「オーラルフレイル(口の虚弱)」と呼ばれる状態で、話す・食べる・飲み込むといった口の機能が低下し始めているサインです。この状態を放置すると、しっかり噛めないために食事が軟らかいものに偏り、栄養バランスが崩れます。その結果、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の悪化、さらには筋力低下による「寝たきり」や要介護状態を招く恐れがあるのです。

1. 早期発見のためのセルフチェック

オーラルフレイルは、早く気づいて対策をすれば、機能を元に戻せる可能性があります。まずは以下の点に注目してください。

  • 滑舌の悪化:舌の筋力が低下すると、言葉が滑らかに出なくなります。
  • 食事のサイン:むせる、食べこぼす、飲み込みにくい、噛めないため食事が長くなる。
  • 生活の変化:半年前と比べて外出が減った、口の乾きが気になる。 特に、「パ・タ・カ・ラ」を早口で10回発音し、6秒以上かかる場合は滑舌(口の機能)が低下している目安となります。

2. 舌の筋力を鍛える「パタカラ体操」とトレーニング

口の機能を維持するためには、舌や口の周りの筋肉を鍛えることが効果的です。

  • 「パタカラ」発声:大きな声で、なるべく早く20回繰り返します。
  • 舌の筋トレ:舌を素早く出し入れする、頬の内側を舌で押す、唇の間で舌を回す、といった運動を各20回程度行いましょう。 これらは、誤嚥性肺炎の予防にも直結する大切な習慣です。

3. 歯科受診とお口の環境整備

トレーニングと並行して、土台となる口の中を整えることが不可欠です。虫歯や歯周病の治療はもちろん、義歯(入れ歯)が合っていない場合は調整や作り直しが必要です。適切なお口の環境で、一口につき「30回」噛むことを意識しましょう。よく噛むことで消化が助けられ、栄養の吸収率が向上するとともに、口の筋肉がさらに鍛えられます。

柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、歯科と内科の専門医が連携し、皆様の「一生おいしく食べる力」をサポートしています。オーラルフレイルは全身の健康状態を映す鏡です。私たちは「体の仕組み」を丁寧に紐解くことで、単なる口のケアに留まらず、皆様の健康な未来を地域とともに守り続けます。

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1. 飲み込む力の低下(誤嚥性肺炎)が心配な方へ

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