- 2026年6月1日
【柏市・医科歯科連携】「むせ」は体からのSOS?誤嚥を防ぎ一生おいしく食べるための習慣と対策
その「むせ」、実はお口の筋力低下のサインかもしれません
食事中やお茶を飲んでいる時に「むせる」ことはありませんか?「年だから仕方ない」と思われがちですが、実は「むせ」は、食べ物や飲み物が誤って気管に入らないようにするための、体の重要な防御反応です。しかし、この「むせ」が頻繁に起こるようになると、命に関わる誤嚥性肺炎のリスクが高まるだけでなく、全身の衰えである「オーラルフレイル(お口の虚弱)」の重要なサインとなります。
1. なぜ「むせ」が起こるのか:お口と喉のチームワーク
本来、食べ物を飲み込む時、体の中では空気(呼吸)と食物(嚥下)の「交通整理」が瞬時に行われています。このチームワークがうまくいかず、食物が気管の方へ入りそうになると、反射的に外へ排出しようとして「むせ」が生じます。 その原因は大きく分けて2つあります。
- 喉の原因:喉の飲み込む力の低下。
- お口の原因:唇、舌、頬の動き、そして噛み合わせのバランスが崩れること。 特に、ドライマウス(口の乾き)口唇閉鎖不全(口がしっかり閉じない)、合っていない入れ歯などは、「むせ」を悪化させる大きな要因となります。
2. 今日からできる!「むせない」ための食事のコツ
食事の種類に応じた具体的な対策です。
- 固形物を食べる時:加齢とともに舌や頬の筋力は低下しますが、「一口の量を少なくする」ことと「よく噛んで食べる」ことで、機能を補うことができます。また、日頃から歯科でのメインテナンスを行い、入れ歯や噛み合わせを良好に保つことが不可欠です。
- お茶などの液体を飲む時:意外な盲点が「すする」動作です。温かいお茶をすすると空気と一緒に液体が気管に入りやすくなります。また、顎(あご)を上げて飲むと気管が開いてしまい、液体が流れ込むスピードも速まってしまいます。「顎を引いて、少しずつ飲み込む」ことを意識しましょう。
3. 「むせ」は健康寿命を延ばすチャンス
「むせ」が多発する場合は、決して放置せず、かかりつけの歯科医院や専門医に相談することが大切です。お口の機能を整えることは、単に誤嚥を防ぐだけでなく、脳への刺激や栄養摂取の改善にも繋がり、全身の健康を維持するための第一歩となります。











一般社団法人 柏歯科医師会
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、歯科と内科が密接に連携し、「体の仕組み」を丁寧に紐解くことで、皆様の「飲み込む力」を守ります。「むせ」の背景に隠れた全身の健康状態や、お薬の影響まで多角的に評価し、柏・我孫子エリアの皆様が一生おいしく食べられる未来を共にサポートいたします。
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