• 2026年6月13日

【柏市・予防接種】11歳になったら受ける「DTワクチン(二種混合)」とは?ジフテリア・破傷風の脅威とワクチンの重要性を柏我孫子の総合内科専門医が解説

赤ちゃんの時の免疫は低下します。11歳の追加接種で一生の安心を

小学校高学年(11歳〜12歳)になると、お住まいの自治体から「DTワクチン」の定期接種の案内が届きます。「赤ちゃんの頃にたくさんワクチンを打ったから大丈夫では?」と思う親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、この時期の追加接種は、お子様の命を守るために極めて重要です。厚生労働省の推奨に基づき、DTワクチンが予防する「ジフテリア」と「破傷風」の恐ろしさと、ワクチンの効果について柏我孫子の総合内科専門医が詳しく解説します。

1. DTワクチンが防ぐ2つの恐ろしい感染症

DTワクチンは、ジフテリア(D)と破傷風(T)の2つの病気を予防するための「二種混合ワクチン」です。これらはどちらも感染すると重症化しやすく、命に関わる危険な病気です。

  • ジフテリア:ジフテリア菌が咳やくしゃみなどの分泌物を通じて喉などに感染し、強力な毒素を放出します。この毒素が心臓の筋肉や神経を攻撃し、眼球や呼吸に関わる筋肉の麻痺、心不全等を引き起こします。感染した場合の致死率は約10%にも上る恐ろしい病気です。
  • 破傷風:土の中などにいる破傷風菌が、転んだ時の傷口などから体内に侵入して感染します。毒素が全身の神経に作用し、口が開かなくなる症状から始まり、やがて全身の筋肉が反り返って呼吸ができなくなる非常に致死率の高い病気です。新生児だけでなく、近年は30歳以上の大人でも患者が発生しています。

2. なぜ11歳で「追加接種」が必要なのか?

乳幼児期に「四種混合ワクチン」などで免疫をつけていても、年齢とともに病気と戦う抗体は少しずつ低下してしまいます。そのため、11〜12歳を標準的な接種期間として、DTワクチンを1回追加接種し、免疫を再び強固なものにする必要があります。ワクチンを接種することで、ジフテリアの罹患リスクを約95%減らし、破傷風についてはほぼ100%の人が十分な抗体を獲得できると報告されています。

3. ワクチンの安全性と副反応について

DTワクチンの副反応として、注射した場所が赤く腫れたり痛んだり、しこり(硬結)ができたりする局所症状や、発熱や頭痛、だるさなどの全身症状が出ることがあります。しかし、これらは一過性であり、通常は2〜3日で自然に治まります。極めて稀にアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起きることがあるため、明らかな発熱がある場合などは接種を見送り、体調の良い日に受けることが大切です。

お子様が泥んこになって遊んだり、スポーツでケガをしたりした際にも、破傷風の免疫があれば安心です。接種券が届いたら、体調を見ながらお早めに柏・我孫子エリアの「かかりつけ医」として機能する当院の予防接種外来をご予約ください(TEL  04-7196-7531)。

厚生労働省. “DTワクチン”

柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、総合内科専門医の視点から、小児期のワクチン接種が成長後の免疫や全身の健康にどのように結びついていくのか、「体の仕組み」を丁寧に紐解きながら予防医療に取り組んでいます。私たちは、柏・我孫子エリアのお子様が感染症の脅威から守られ、ご家族皆様が安心して健やかな毎日を送れるよう、一生涯の健康づくりを全力でサポートいたします。

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