- 2026年5月23日
幼児骨折:2歳児が兄弟に押されて受傷
生後20か月の男児。特記すべき既往は無い。
左下肢の痛みと腫脹が2時間続き、救急外来受診となった。
兄弟に押されて足をひねって地面に倒れた直後から痛みが始まり以降改善しない、という現病歴だった。
身体所見としては、子供は泣いており、左足に体重をかける事はできなかった。
左下肢は触診すると圧痛があり、他動的に足首を背屈すると痛みを感じた。
左下肢Xpでは、脛骨骨幹部の最小限に抑えられた螺旋骨折が示唆された。

「幼児骨折」と診断。
幼児骨折は、脛骨の螺旋骨折の一種で、歩行開始から就学までの年齢の子供に発生する。
低エネルギーのひねりや運動によって発生する。
幼児の骨折は通常、本症例と異なり、位置がずれていないことが多い。最初の損傷から1~2週間後に再度撮影したXpで目立つことがよくある。
体重を伴う活動を避けるよう推奨されるとともに、添え木と鎮痛剤による治療が行われた。
6週間の追跡調査では、骨折は治癒し、体重を支える活動が出来るようになり、その後通常の活動レベルまで回復した。
幼児骨折に関して解説した記事は下記へどうぞ
柏五味歯科内科リウマチクリニック
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