• 2026年3月4日

感染症を合併した第二鰓裂嚢胞:4か月男児に認めた下顎MSSA感染症

生後4か月男児。

首の右側に3日前から腫脹と発赤が出現し、外来受診となった。

生まれた時からその場所には小さな皮膚の穴があったとのことであった。

来院時BT 37.9

身体検打では、胸鎖乳突筋の前に点状のくぼみがあり、その周囲は腫れと紅斑に囲まれていた。

吸引が行われ、液体の培養により、黄色ブドウ球菌が増殖していた。

AMPC/CVAの内服が2週間試行された。

その後頚部のくぼみが残存したため、頚部MRIが施行された。

頚部MRIでは右口蓋扁桃領域から側頸部の皮下まで広がる非連続性の嚢状構造物が認められた。

最終診断は感染症を合併した「第二鰓裂嚢胞」と診断された。

第二鰓裂嚢胞は鰓裂奇形の最も一般的なタイプである。

首の外側に皮膚のくぼみや腫瘤がある場合はこの疾患を疑う必要がある。

嚢胞は最初の発症から4か月後に外科的に切除された。

手術後6ヵ月後のフォローアップでは治癒が確認できた。

N Engl J Med 2022; 386:e67

DOI: 10.1056/NEJMicm2118167

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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