• 2026年5月23日

若年者の失神に潜む「不整脈原性右室心筋症(ARVC)」:イプシロン波と家族歴から見抜く突然死のリスク【柏・我孫子の総合内科専門医解説】

失神発作を経験した若年者の心電図において、絶対に見逃してはならない疾患の一つが不整脈原性右室心筋症(ARVC)心室頻拍(VT)や心室細動を引き起こし、突然死を招く恐れのある遺伝性心筋疾患です。

心電図診断の鍵となるのは、V1〜V3誘導で見られる「イプシロン波(epsilon wave)」と呼ばれる特徴的な波形と、広範な誘導(V1〜V5や下壁誘導)に及ぶ陰性T波です。本症例(16歳女性)のように、一見すると大きな異常がないように見えても、これらのサインを読み解くことで、失神の原因が致死的不整脈によるものと推測することが可能になります。

※16歳女性症例はこちら

また、ARVCの診断において、心電図と同じくらい重要なのが家族歴の詳細な確認です。本人が自覚していない場合でも、「親族が若くして原因不明の事故で亡くなった」といったエピソードが、実は心疾患による突然死であった可能性を示唆します。確定診断には、心エコーによる右室流出路の拡張所見の確認や、モニターによる不整脈の捕捉が不可欠です。

柏・我孫子エリアで、健康診断での心電図異常や、原因不明の失神・ふらつきを経験された方は、微細な波形から「体の仕組み」を読み解き、適切な専門治療へと繋ぐことができる当院の専門外来へご相談ください,。

最後に、柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、最新の医学的知見に基づき、心電図の波形という「点」を、患者様の「背景」や「家族の歩み」と結びつけて「線」として捉える診療を行っています。

イプシロン波のような微細なサインを見逃さず、「なぜこの症状が起きているのか」という根拠を明確にすることで、大切な命を守るための正確な診断と迅速な専門連携を大切にしています。

柏市・我孫子市周辺で、失神や心電図の異常指摘に不安をお持ちの方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。地域の皆様の健やかな鼓動を守るパートナーとして、精一杯サポートさせていただきます。

柏五味歯科内科リウマチクリニック

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