- 2026年6月4日
【柏我孫子市・医科歯科連携】心臓病と歯科治療の知られざるリスク:安全に受診するための重要ポイント
全身の血液が通過する「心臓」を守るために、お口のケアが必要です
心臓は、全身に張り巡らされた約10万キロメートルもの血管に血液を送り出す、一生休むことのないポンプの役割を果たしています。そのため、血液中に入り込んだ細菌などの有害な物質も必ず心臓を通過することになります。心臓病(弁膜症、心筋梗塞、狭心症など)と歯科治療の密接な関係について柏我孫子の根管治療専門医の見地から解説します。
1. お口の細菌が心臓を襲う「菌血症」のリスク
抜歯などの出血を伴う歯科処置を行うと、お口の中の細菌が血管内に入り込むことがあります。これを「菌血症」と呼びます。通常は体の免疫機能によって細菌は死滅しますが、心臓に以下のような不安要素がある場合は注意が必要です。
- 細菌の繁殖: 弁膜症や先天的な心臓の異常があり、心臓の内面や弁に傷がある場合、そこに入り込んだ細菌が繁殖し、全身にばらまかれて深刻な問題(感染性心内膜炎など)を引き起こすことがあります。
- 予防対策: このリスクを防ぐため、歯科治療の前に適切な抗生物質を服用することで、多くの場合安全に治療を行うことが可能になります。
2. 「血液サラサラの薬」と止血の管理
心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患の治療を受けている方は、血液を固まりにくくするお薬(抗血栓薬)を服用していることが多くあります。
- 抜歯時の注意: 外科的な処置を行う際、血が止まりにくくなるリスクがありますが、決して自己判断で薬を休んではいけません。
- 事前のコントロール: 歯科医師と内科の主治医が事前に情報を共有し、お薬を適切にコントロールすることで、安全な処置が受けられます。
3. 安全な治療のために提供いただきたい情報
心臓病は日本人の死因の上位を占める重大な疾患であり、現在100万人以上の方が治療を受けています。歯科医院を受診する際は、安全を確保するために以下の情報を必ずお伝えください。
- 正確な病名と経過年数(いつ頃からその病気があるか)
- 最新の検査データ
- 服用中のお薬の名前(お薬手帳の提示)
心臓の健康とお口の健康は、血液という流れを通じて深く繋がっています。適切な情報共有が、あなたの大切な心臓を守ることに繋がります。










柏歯科医師会 広報委員会
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、心臓血管リスクを熟知した総合内科専門医と歯科医師が連携し、「体の仕組み」を丁寧に紐解くことで、安全性を最優先した治療を提供しています。私たちは、柏・我孫子エリアの皆様が心臓病という「持病」を抱えながらも、安心してお口の健康を維持できるよう、医科歯科の垣根を越えてサポートいたします。急変にも非常に強いのが特徴です。
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