- 2026年6月22日
【柏我孫子市・アレルギー科】治らない「かぶれ」や金属アレルギーの原因を特定!遅延型アレルギーを調べる「パッチテスト」
原因不明の湿疹は化粧品や金属が原因かも?皮膚の SOS を読み解く検査
「お気に入りの化粧水を使っていたら顔が赤く腫れてしまった」「ネックレスや時計の跡に沿って痒い湿疹ができる」「特定の薬を飲んだ後に全身に発疹が出た」——そんなくり返す「かぶれ」や原因不明の湿疹でお悩みではありませんか?塗り薬で一時的に良くなっても、原因物質に触れ続けていれば症状は何度も再発し、慢性的な難治性湿疹へと悪化してしまいます。このような、アレルギー性接触皮膚炎や金属アレルギー、薬疹などの「遅延型アレルギー」の原因を突き止めるために最も有効な検査が「パッチテスト」です。歯科領域でのかぶせ物が原因である場合、検査自体が困難であることも多々ありますが、当院では歯科で一部原因物質を削り、内科でパッチテストを行うこともできます。疑われた場合はリンパ球刺激試験に進みます。インプラントを入れて安全か確認することもできます。今回は、かぶれが起こる体の仕組みと、原因物質を特定するパッチテストの実際について柏・我孫子のアレルギー膠原病専門医が解説します。
1. なぜすぐには痒くならない?「遅延型アレルギー」の体の仕組み
アレルギーと聞くと、花粉症や食物アレルギーのように「触れたり食べたりして数分以内に症状が出る」即時型アレルギーを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、接触皮膚炎(かぶれ)や金属アレルギーの多くは「遅延型(Ⅳ型)アレルギー」という仕組みで起こります。 皮膚のバリアをすり抜けて侵入した原因物質(抗原)を、皮膚の免疫細胞(ランゲルハンス細胞など)が「異物」として認識し、リンパ節のT細胞にその情報を伝えます。この「感作」が成立した状態で再び同じ物質に触れると、T細胞が皮膚に集まってきて攻撃を始め、炎症を引き起こします。この反応がピークに達するまでに「48時間(2日)」ほどかかるため、直後には症状が出ず、「何が原因でかぶれたのか分からない」という状態に陥りやすいのです。
2. パッチテストとは?調べられる原因物質
パッチテストは、原因として疑われる物質を背中や腕などに直接貼り付け、数日後に皮膚の反応を確認して原因を特定する検査です。当院では、以下のようなさまざまな物質を調べることが可能です。
- パッチテストパネル(S):日本人の接触皮膚炎の原因となりやすい代表的な22種類の化学物質(ニッケル、香料、防腐剤、ゴムの成分など)を一度に調べることができる便利なセットです。
- 歯科金属アレルギー試薬:歯科治療でよく使われる金属(パラジウム、白金、金、銅、亜鉛など)16種類を調べます。
- 患者様のご持参品:ご自身が普段使っている化粧品、シャンプー、洗剤、塗り薬、植物などを専用のシール(チャンバー)に乗せて貼付することも可能です。
- インプラント:医科歯科連携しておりインプラントの基剤を実際使えるかチェックすることができます。
3. 検査のスケジュールと「ICDRG基準」による正確な判定
遅延型アレルギーの特性上、パッチテストは貼って終わりではなく、複数回にわたる通院と判定が必要です。
- 1回目(貼付):背中や上腕などに原因物質を貼り、テープで固定します。
- 2回目(48時間後):テープを剥がし、1時間ほど置いて皮膚の赤みが落ち着いた後に、1回目の判定を行います。
- 3回目(72時間または96時間後):遅れて反応が出る物質があるため、再度判定を行います。
- 4回目(1週間後):金属アレルギーなどは反応が出るまでに時間がかかるため、1週間後にも最終判定を行います。 判定は国際的な「ICDRG基準」に則り、紅斑(赤み)や浸潤(腫れ)、水疱(水ぶくれ)の有無を専門医が正確にスコア化してアレルギーの有無を診断します。
4. 実施上の注意点と専門医によるサポート
パッチテストを正確に行うためには、検査の1週間前から貼付部位へのステロイド外用薬を中止する必要があります。また、多量のステロイド内服薬を使用している場合も検査ができないことがあります。 「長引く湿疹の原因を知りたい」「歯科治療で銀歯を入れる前に金属アレルギーがないか調べたい」という方は、ぜひ一度、医科歯科連携し、総合内科・アレルギー専門医のいる当院へご相談ください。
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、総合内科・アレルギー専門医の視点から、遅れてやってくる「遅延型アレルギー」の複雑な免疫ネットワークを、「体の仕組み」を丁寧に紐解きながら解明し、原因物質の特定から日常生活での効果的な回避指導までをご提案します。私たちは、柏・我孫子エリアの皆様が、原因不明のかぶれや難治性の湿疹によるストレスから解放され、ご自身の肌に自信を持って健やかな毎日を楽しめるよう、全力でサポートいたします。
■ 受診をご希望の方へ
👉 【医科】(アレルギー科)WEB予約はこちらhttps://melmo-app.com/clinic/673d5e08785f0f0030870bdb/reservation?method=visit
👉 【歯科】(むし歯・歯周病・根管治療・インプラントなど)WEB予約はこちらhttp://www.gomidental-kashiwa.com/reservation/
📞 お電話でのご予約・お問い合わせ(健康診断・ワクチンなど)
【医科】:04-7196-7531 【歯科】:04-7191-7081
🏥 柏五味歯科内科リウマチクリニック アクセス 〒277-0902 千葉県柏市大井764-1 バスでお越しの方:千代田常磐線 柏駅東口 東武バス1番乗場(「沼南車庫」「小野塚台」「手賀の丘公園」「布瀬」行き)よりバス15分 「大井」下車 徒歩1分 車でお越しの方:柏駅より約15分











日本アレルギー学会. “皮膚テストの手引き2025”
■関連記事
1. 歯科金属(銀歯)によるアレルギーや体調不良がご不安な方へ
「手足に水疱ができる」「お口の中が荒れる」。その原因は、何年も前に入れた「銀歯」から溶け出した金属イオンに対する遅延型アレルギーかもしれません。医科歯科連携の当院だからこそ可能な、パッチテストによる原因特定と安全な材質への歯科治療について解説します。
2. 薬を飲んで「かぶれ」のような発疹が出た方へ
薬を飲んで数日後に発疹が出る場合は「遅延型アレルギー(薬疹)」の可能性がありますが、飲んで数分〜数時間以内に息苦しさや蕁麻疹が出た場合は、命に関わる即時型の「アナフィラキシー」の危険があります。アレルギーの出方の違いと、いざという時の備えについて専門医がご案内します。
3. ステロイド薬を塗っても治らない「アトピー性皮膚炎」の方へ
接触皮膚炎(かぶれ)とは異なり、肌のバリア機能低下と「2型炎症」という免疫異常が絡み合うアトピー性皮膚炎。塗り薬だけではコントロールが難しい重症の痒みと炎症を根本から抑え込む、画期的な最新治療の仕組みをご案内します。
柏五味歯科内科リウマチクリニック
ホームページ