- 2026年6月22日
【柏我孫子市・睡眠障害内科】いびきや日中の眠気は要注意!「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の最新ガイドラインとCPAP治療
睡眠中の「酸欠」が心臓や脳、血管障害を引き起こします。SASの体の仕組みと確実な検査・治療法
「家族に激しいいびきや、睡眠中に呼吸が止まっていることを指摘された」「しっかり寝たつもりでも、日中に強い眠気やだるさがある」——そんな症状でお悩みではありませんか?それは単なる疲労ではなく、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気のサインかもしれません。SASは単に睡眠の質を落とすだけでなく、放置すると高血圧や心不全、脳卒中といった命に関わる重大な合併症を引き起こすリスクがあります。今回は、日本呼吸器学会などが編纂した「SASガイドライン2020」に基づき、睡眠中に無呼吸が起きる体の仕組みと、ご自宅でできる検査や最新の治療法について柏我孫子の総合内科専門医が解説します。
1. なぜ睡眠中に呼吸が止まるのか?「体の仕組み」と合併症リスク
睡眠時無呼吸症候群の多くは、寝ている間に喉の筋肉が緩み、空気の通り道(気道)が狭くなったり完全に塞がったりすることで起こります(閉塞性睡眠時無呼吸:OSA)。肥満による首周りの脂肪だけでなく、日本人は顎が小さい骨格的な特徴から、痩せている方でも発症しやすいのが特徴です。 呼吸が止まると、体は深刻な「酸欠(低酸素状態)」に陥ります。すると、脳は危険を感じて交感神経を急激に緊張させ、血圧や心拍数を跳ね上げます。毎晩この「酸欠と血圧の乱高下」を繰り返すことは、心臓や血管にとってサンドバッグのように打ちのめされるのと同じであり、将来的な心不全や心筋梗塞の大きな引き金となってしまうのです。
2. ご自宅でも可能!SASを確実に見つける2つの検査
SASの診断には、睡眠中の呼吸状態を客観的に評価する検査が不可欠です。ガイドラインでは以下の標準的な検査法が推奨されています。
- 家庭用簡易モニター検査:ご自宅で寝る前に、指先のセンサー(血液中の酸素濃度)と鼻のセンサー(呼吸の流れ)を取り付けて一晩寝るだけの簡単な検査です。SASのスクリーニングとして広く用いられます。
- 終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査:簡易モニターでSASが強く疑われる場合や、より精密な診断が必要な場合に行われます。脳波や眼球の動き、筋肉の働きなども同時に計測し、睡眠の深さや無呼吸の正確な回数を判定します。
3. 標準治療である「CPAP療法」と心不全への対応
中等症から重症のSASに対しては、**CPAP(持続陽圧呼吸療法)**が最も有効な標準治療として強く推奨されています。これは、寝ている間に鼻にマスクを装着し、専用の機械から空気を送り込んで気道を内側から押し広げる治療法です。CPAPを正しく使用することで、いびきや無呼吸が劇的に改善し、日中の眠気が取れるだけでなく、高血圧や心疾患のリスクを健常な人と同じレベルまで引き下げることが可能です。
また、心不全を合併している患者様の中には、「チェイン・ストークス呼吸(CSB)」という特殊な無呼吸のパターンを示す方がいます。ガイドラインでは、このCSBに対してASV(適応保圧換気)療法などの特別な介入手段の推奨度も詳細に定められており、心不全の悪化を防ぐための専門的なリスク管理の重要性が説かれています。
4. 専門医による正確な診断と継続的なサポートを
SASの治療は、CPAPの適切な圧力設定や、マスクの装着感の調整など、医療従事者との二人三脚による継続的なサポートが成功の鍵となります。「もしかして自分もSASかもしれない」と気になっている方は、重大な病気を引き起こす前に、ぜひ一度、総合内科専門医がいる当院へご相談ください。
柏五味歯科内科リウマチクリニックでは、総合内科専門医の視点から、睡眠中の無呼吸がいかにして自律神経を乱し、心臓や血管に過度な負担をかけていくのか、その**「体の仕組み」を丁寧に紐解きながら**解明し、あなたに最適な検査と治療(CPAP療法など)をご提案します。私たちは、柏・我孫子エリアの皆様が、日中の耐え難い眠気や将来の心疾患への不安から解放され、毎朝すっきりと目覚めて活力ある毎日を楽しめるよう、全力でサポートいたします。
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“SASガイドライン2020の要点”
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